194.ミシェル・フーコー「エピステーメー」

同性愛者の美的感覚

ミシェル・フーコー / Michel Foucault


作成者:gcat

概要


ミシェル・フーコー(1926年10月15日 - 1984年6月25日)は、フランスの哲学者。構造主義の代表的な人物。代表作はその他、『狂気の歴史』『監獄の誕生』『性の歴史』など。


フーコー自身は自分が構造主義者であると思っていたことはなく、むしろ構造主義を厳しく批判したため、のちにポスト構造主義者に分類されるようになる。


ミシェル・フーコーが問題視していたのは「エピステーメー」である。エピステーメーとは、ある時代の社会や人々の知の枠組み、美的判断、モノの見方、価値観のことである。たとえば「アート」と「ART」との違いとかそんなかんじである。フーコーは、西欧のエピステーメーの歴史に執着していた。その理由は彼の生い立ちにある。
。フーコーは同性愛者で、同性愛者が感じる美的感覚と異性愛者が感じる美的感覚、両者のエピステーメーが歴然と異なること、その周囲の差異と、同性愛者であることの罪悪感に押し潰されそうになったことから彼の哲学は始まった
 

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