【美術解説】イワン・ワース「世界五カ国に展開する現代美術の画商」

イワン・ワース / Iwan Wirth

世界五カ国に展開する現代美術の画商


イワン・ワース(1970年生まれ)は、スイスの画商、画廊経営者。マヌエラ・ワース(妻)やウルスラ・ハウザー(母)とともに、国際的な現代美術と近代美術の画廊「ハウザー&ワース(Hauser & Wirth)」を共同経営している。

 

ハウザー&ワースは、1992年創立以来、20年以上にクリストフ・ブッシェル、ルイーズ・ブルジョワ、マーティン・クリード、ポール・マッカーシーといったアーティストの個展を開催。現在、チューリヒ、ロンドン、ニューヨークなど世界に5つの展示スペースを展開している。

 

40人以上の現代アーティストとの活動提携に加え、エヴァ・ヘッセン、アラン・カプロー、リー・ロサロ、ジェイソン・ローデス、ディーター・ロート、ヘンリー・ムーア・ファミリーなど物故作家たちの作品を管理しているのが特徴のギャラリーである。

 

2013年にズワーナーは『ArtReview』の現代美術で最も影響力のあるキーパーソン100人で3位にランク付けされた。