丸尾末広「リボンの騎士」

丸尾末広衝撃のデビュー作!


概要


「リボンの騎士」は1980年に24歳の丸尾末広のプロデビュー作品。

 

頭に大きな赤いリボンを付けた育ちの良さそうなお嬢様「かおりが主人公。かおりはお腹を空かして「お腹すいた、お肉食べたい」と部屋の中で裸でひとり這いずりまわり、あまりの空腹に側にいたカエルを食べてしまう。

 

その様子を男の子が、部屋の窓から覗き見していたところ、かおりに見つかる。かおりと男の子は目が合い、男の子は金縛りや催眠状態に陥る。かおりに「おいでおいで」と誘惑され、男の子はかおりちゃんに食べられておしまい。

 

わずか4Pのマンガだが、バルテュスの「ギターのレッスン」の引用や楳図かずおのパロディ、そして「みどりちゃん」の原型のようなものも見られ、のちの丸尾末広の要素が凝縮された一遍。

 

赤と黒の二色刷りだが、真っ赤な赤いリボンと周囲のモノクロームのバランス感が素晴らしく絵画的でもある。

 

「リボンの騎士」は「薔薇色の怪物」に収録されている。