【作品解説】サルバドール・ダリ「亡き兄の肖像」

亡き兄の肖像 / Portrait Of My Dead Brother

網点絵画の先駆的作品


「亡き兄の肖像」(1963年)
「亡き兄の肖像」(1963年)

概要


ダリの両親は、同名の兄が早死したため、兄の生まれ変わりであるとみなしたダリを可愛がった。しかしそのことはダリにとって複雑な感情を抱かせた。つまり自分は兄の身代わりとしてだけでしかいないという感情である。また同時に、自分は兄の生まれ変わりであり、まさにエル・サルバドール(救世主)と同様に復活をなした存在であると考えた。


またロイ・リキテンスタインよりも早く工業印刷のベンディ製版法のドットを利用したことで知られる作品である。


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