【作品解説】パブロ・ピカソ「舟を持つ少女(マヤ・ピカソ)」

舟と少女(マヤ・ピカソ) / Girl with a Boat (Maya Picasso)

ピカソと娘マヤの作品シリーズ


パブロ・ピカソ「舟と少女」(1938年)
パブロ・ピカソ「舟と少女」(1938年)

概要


「おもちゃの舟を持つ少女(マヤ・ピカソ)」は、1938年にパブロ・ピカソによって制作された油彩作品。46x61cm。様式はシュルレアリスムと分類されている。モチーフは娘のマヤ・ピカソ。

 

苦痛や残酷性をテーマにすることが多いピカソだが、1938年に描かれた本作品はきわめて日常的な明るい作品であると思われる。

 

この絵のテーマは、子どもの無邪気さである。ピカソといえば思春期の少女や大人の女性を中心に描いていたが、本作は「子ども」が主題となっている。思春期以前の世界のまだ苦悩のない大きな目のお下げ髪の少女がおもちゃの舟を遊んでいる絵である。

 

この時期のピカソといえば、マリー・テレーズと小さな娘マヤ・ピカソという彼の家族と過ごした時期である。

 

「暗いことばかりに興味があるのではない。」とピカソは言っている。

 

同系統の作品に「人形とマヤ」がある。

パブロ・ピカソ「人形とピカソの娘」(1938年)
パブロ・ピカソ「人形とピカソの娘」(1938年)
パブロ・ピカソ「人形とマヤ」(1938年)
パブロ・ピカソ「人形とマヤ」(1938年)

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●参考文献

・パブロ・ピカソ タッシェン