ニューヨーク近代美術館「Björk」

視覚美術としてのBjorkを再評価する回顧展


3月8日から6月7日までアメリカ・ニューヨーク近代美術館(MOMA)で、アイスランド出身のミュージシャンのBjorkの回顧展「Bjork」が開催されている。


音楽だけでなく視覚美術としても優れた才能を発揮したBjorkに焦点を当てた展覧会で、20年以上におよぶBjorkのこれまでの活動を8枚のアルバムと、映像、ビジュアルワーク、楽器、オブジェクト、衣装などから振り返る。


さらに、これまでBjorkのヴィジュアルワークを担当したスパイク・ジョーンズ、クリス・カニンガム、アンドリュー・トーマス・ホワンなどの映像作家に対する評価機運が高まる内容となっている。キュレーターはMOMAチーフ・キュレーターのクラウス・バイセンバッチ。

ロビー:「Biophilia」で使用された楽器が展示


美術館のロビーには、『Biophilia』 (2011)で使用された楽器(ガムランセレステ、パイプ・オルガン、グラヴィティ・ハープ、テスラコイル)が置かれ、展示中はずっとアルバム内の曲が代わる代わる演奏される。

2F:新曲「Black Lake」のサウンドビデオインスターレション


2階のマロン・アトリウムは2つのスペースで構成されている。


1つのスペースには今回の展覧会回のために制作したサウンドビデオ・インスタレーション作品が展示されている。このインスタレーション作品は、Bjorkの最新アルバム「Vulnicura」 (2015)に収録されている曲「Black Lake」が元になっている。


1つのスペースでは、デビューから『Biophilia』までのミュージックビデオを回顧的にスクリーンを通して振り返る。

3F:さまざまなオブジェを通してインタラクティブ形式で振り返る


3階の「Songlines」フロアでは、インタラクティブ形式の展示となっており、Bjorkのこれまでの活動を位置情報とさまざまなオブジェを通して振り返る。


クリス・カニンガムが「All Is Full of Love」のミュージックビデオのために制作したロボットや、マラヤン・ペジョスキーのデザインによる「Swan dress」(2011年)、またイリス・ヴァン・ヘルぺンがデザインした『Biophilia』ツアー用衣装が展示される。


アイスランドの詩人で作家のSjónによって書かれた個人的で、また詩的で、そしてBjorkの自伝的な内容を楽しむことができる。