【美術解説】Artsy「世界最大のアートポータルサイト」

アートシー / Artsy

アートワールドのAmazon


概要


Artsyはインターネット上で美術写真を検索、および購入ができるサービス。独自の検索エンジンやデータベースでアート写真を探したり、または画廊に素早く交渉をすることができる。

 

たとえば村上隆のガゴシアンの最新展示作品も高解像度で閲覧できる。写真の下には各アーティストに対する説明文も付いている。ダリや個展巨匠の作品も多く、年代別に探す事が可能。「データベース」と「ショッピング」を融合したのがArtsyの特徴である。

 

理念は「世界中の人々がインターネットで芸術を発見できる場所」

 

Googleのエリック・シュミットやTwitterのジャック・ドーシー、ラリー・ガゴシアンやマルク・グリムシャー(ペースギャラリー)など、Artsyに投資する財界人は多く「アートワールドのAmazon」と言われる。

 

設立者はカーター・クルーブランド。2014年の「フォーブス」の30歳以下の期待のアート&カルチャー・パーソンの一人として選ばれている。クリーブランドは2008年にプリンストン大学在学中に寮の部屋で「Artsy」を設立。400以上の財団や美術館、1400以上のギャラリーから85000以上の作品を展示。彼の最初の動機は「画像の倉庫」を作成したいという単純なものだったが、コミッション料をとって莫大な金を稼ぐことにしたという。