239.高橋コレクション「日本のコンテンポラリーアート」

高橋コレクション / TAKAHASHI COLLETION

日本の現代美術コレクション


概要


「高橋コレクション」は、日本人精神科医・高橋龍太郎の収集による現代アートのコレクションである。


高橋龍太郎(1946年・山形生まれ)は慶応大学医学部へ入学し、全共闘運動に加わり、1969年に退学。1977年に東邦大学医学部を卒業して、1980年慶応大学精神神経科へ入局。専攻は社会精神医学を専攻。


1990年東京の鎌田でタカハシクリニックを開業、デイ・ケアや訪問看護を中心とした地域に密着した精神医療へ取り組む。


アートの収集を始めたのは20代後半頃。最初に購入したのは合田佐和子。収集する前はシュルレアリスム系作家の展覧会によく通っていた。マックス・エルンストやポール・デルヴォーなどが好きである。


高橋龍太郎は、1990年代以降の日本のアートシーンを俯瞰するうえで欠かせない存在として、高い評価を得ている。所蔵作品は2000点を超え、村上隆、奈良美智、会田誠、ヤノベケンジといった、現在日本を代表する作家たちにごく早い時期から注目し、彼らの重要作品を次々と収集してきた。


また、最近ではより幅広いコレクションを志向し、「もの派」をはじめキャリアの長い作家も積極的に収集する姿勢を見せている。

最新情報


高橋コレクション展 ミラーニューロン


「高橋コレクション展 ミラーニューロン」は、高橋氏が日本のアートと文化を考えるためのキーワードとして提案する「ミラー・ニューロン」をタイトルに掲げ、歴史的な視野から作品を選んで、日本の現代アートの流れを読み解いていくものです。


「ミラー・ニューロン」とは、他者の行動を見て「鏡」のように自分も同じ行動をしているかのように反応する神経細胞を意味し、それは他者との共感や模倣行動をつかさどるとも考えられています。本展においては、日本の現代アートに広く見られる「なぞらえ」の作法が、「模倣」「引用」などを重要な手段とする現代アートの世界的潮流だけでなく、「見立て」や「やつし」といった伝統的な日本の美意識とも通底していることを意識させるキーワードとなります。


草間彌生、舟越桂、Chim↑Pom、名和晃平ら52作家、約140点の作品を通し、現代アートの息吹が生き生きと体感できることでしょう。


公式サイト:

「高橋コレクション展 - ミラー・ニューロン - 」

東京オペラシティ アートギャラリー

公式図録発売中


展覧会「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」の公式図録。


「高橋コレクション」とは精神科医・高橋龍太郎の現代アートのコレクションで、1990年代から集められたその数は約2,000点を超える。


今回の展覧会では「ミラー・ニューロン」をテーマに草間彌生、舟越桂、名和晃平、Chim↑Pom、荒木経惟、会田誠、束芋、奈良美智、蜷川実花、森山大道、山口晃、横尾忠則ら52作家、約140点の作品を展示している。



■掲載作家■

会田誠/淺井裕介/青木陵子/青山悟/荒木経惟/安藤正子/池田学/伊藤存/大岩オスカール/小沢剛/小谷元彦/風間サチコ/樫木知子/加藤泉/加藤美佳/草間彌生/小林孝亘/小林正人/鴻池朋子/近藤亜樹/塩保朋子/菅木志雄/須田悦弘/関根伸夫/束芋/Chim↑Pom/中村一美/奈良美智/名和晃平/西尾康之/蜷川実花/橋本雅也/舟越桂/町田久美/松井えり菜/丸山直文/Mr./宮永愛子/村上隆/村瀬恭子/森村泰昌/森山大道/やなぎみわ/ヤノベケンジ/山口晃/横尾忠則/李禹煥


■展覧会情報■

会場:東京オペラシティ アートギャラリー

会期:2015年4月18日(土)〜6月28日(日)