吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝

統合失調症になった猫画家の人生をイラストともにたどる

※仮書影
※仮書影

概要


19~20世紀のイギリスで爆発的な人気を誇り『吾輩は猫である』に登場する絵葉書の挿絵画家でもあった、ルイス・ウェイン。


ルイス・ウェイン(1860年8月5日-1939年7月4日)はイギリスのイラストレーター。大きな目の擬人化した猫や子猫のイラストで知られる。晩年に統合失調症に苦しみ、猫の絵も対応してサイケデリック調で幾何学的な形態に変容していった。


ルイス・ウェインの作品は人気の高さにも関わらず、ウェインは常に金銭に困っていたようだ。母と妹たちの生活費を稼ぎ出さなくてはならず熱心に働いていたものの、経済的な感覚に乏しいことが仇となったようである。気性は穏やかでだまされやすく、作品を安く買いたたかれ、権利関係は取引相手に任せっきりで割の悪い契約を押し付けられることもあった。


それと歩を合わせるようにして精神的にも不安定さが増していった。次第に現実とファンタジーの見分けがつかなくなっていった。話し振りも舌がもつれて何を言っているのか理解できないことが増えていた。そして妹の一人と同じように精神病を発病してしまう。


初期のリアルな猫が、やがて幾何学的に様式化され、虹のような華麗な色彩とともに、抽象化の一途をたどる。最後には、リアリズムはまったく影をひそめ、極端に装飾化された、細密なデザインが空間をびっしりと埋め尽くそうとする。シンメトリイと空間恐怖の傾向がはっきりと現れていく・・・


日本では殆ど目にすることのできない貴重なイラストと共に彼の半生を辿る

新書: 216ページ

出版社: 集英社 (2015/6/17)

言語: 日本語

ISBN-10: 4087207919

ISBN-13: 978-4087207910

発売日: 2015/6/17

商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.5 x 2 cm

吾輩は猫画家である ルイス・ウェイン伝 (集英社新書)
南條 竹則
集英社 (2015-06-17)
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