ルシアン・フロイドとの朝食

ルシアン・フロイドとの朝食

フロイトを祖父に持つイギリス具象画家の伝記


概要


「ルシアン・フロイドとの朝食」は、イギリスの具象画家ルシアン・フロイドの伝記。フロイドの祖父は精神分析の祖ジークムント・フロイト。亡命の国「イギリスを代表する具象画家」と称されるに至り、ついにはフランシス・ベーコンと並ぶ現代絵画の巨匠とみなされた。

 

肖像画、というには剥き出しすぎる人間の姿を描きつづけたこの画家は、いったいなにに囚われていたのか? 

 

青年のとき一枚の絵に出くわして以来、フロイドを追いかけてきたイギリス人ジャーナリストが、本人との会話や彼を知る身近な人々(家族、友人、モデル、美術関係者…)への取材をもとにあらわす、初めて公刊されたルシアン・フロイド伝。

 

「1990年代半ばにルシアン・フロイドは、公認の伝記の出版を差し止めた。それまで伝記作家と協力してきたのだが、大金を支払って中止させた。原稿を読んだときに、あまりに多くの親密な事柄の詳細が公衆の目に触れることを知ってぞっとしたのだ。彼の存命中にその本を出版するというアイデアは潰えた。(…)本書は彼の妨害を免れた。私は、彼の晩年の十年間、定期的に朝食を共にした。そして、会話を重ねるうちに、ルシアンは徐々に心を開いてくれた。とうとう、我々の会話を記録に残すことを許してくれた。その結果生まれたのが本書なのだが、執筆が開始されたのはルシアンの死後である。著者である私は彼のキャリアを35年間追いかけてきたが、彼の信用を勝ち得たのは最後の十年間だけである。本書はそのような人間によって書かれた、ルシアンの生涯と作品への個人的な見解である」 

 

単行本: 360ページ

出版社: みすず書房 (2016/1/9)

言語: 日本語

ISBN-10: 4622079445

ISBN-13: 978-4622079446

発売日: 2016/1/9