· 

【美術解説】イワモト・マサカズ(Mr.)「日本のオタク文化を現代美術で表現」

イワモト・マサカズ / Masakazu Iwamoto(Mr.)

ジャパニーズ・オタク・アート


概要


生年月日 1969年
国籍 日本
メディウム 絵画、インスタレーション
ムーブメント スーパー・フラット
売上世界ランキング 300位前後

イワモト・マサカズ(Mr.)(1969年キューバ生まれ)は日本の美術家。埼玉県在住。村上隆の元弟子で、1996年に個展とグループ展で正式な美術家としてデビュー。

 

以後、東京、大阪、名古屋、パリ、ニューヨーク、ミネアポリス、シカゴ、マイアミ、エルサレム、ロサンゼルス、ロンドンなどの美術館やギャラリーで展示をしている。Mr.の作品は、ロリータ・コンプレックスとしてのオタク文化という美学、スタイル、テーマが大きい。表現形式は、絵画、彫刻、映像、インスターレションなど幅広い。

 

「Mr.」というペンネームは、読売ジャイアンツの長嶋茂雄の愛称「ミスター・ジャイアンツ」からとったものである。Mr.は1996年に創形美術学校を卒業、その頃に村上隆によって発見され、村上隆のアシスタントとして、カイカイキキで働くようになる。

 

また、村上はMr.の美術家としてのキャリア育成を支援。2000年に開催された村上の展示「スーパーフラット」に参加し、村上が国際的な注目と評価を獲得するのに重要な役割を果たしている。

 

イワモトの作品はすでにリヨン現代美術館で展示されており、2005年にニューヨークで開催されたジャパン ソサエティ主催の展覧会「リトル ボーイ: 日本の爆発するサブカルチャーの芸術」にも出品された。

 

現在、アート・ワールドでは「イワモト・マサカズ」の名称で活動している。