【作品解説】アンディ・ウォーホル「毛沢東」

アンディ・ウォーホル「毛沢東」

資本主義と共産主義の類似性


概要


「毛沢東」は1973年にアンディ・ウォーホルによって制作されたシルクスクリーン作品。中華人民共和国の政治家毛沢東のポートレイト。

 

天安門広場に掲げられている6メートルある毛沢東の肖像画をコピーしたもので、文化大革命後の中国を表現したものであるという。中国の全体主義のプロパガンダ美術に対するウォーホルの嫌悪的な感情が絵に現れており、その華やかな筆使いは本来の写真と競合する。

 

しかし、化粧のように施された赤い口紅とと青のアイシャドウは、デュシャンの「L.H.O.O.Q」における「落書き芸術」「性別混同遊戯」のオマージュである。

 

さらに資本主義の広告と共産主義のプロバガンダ広告の類似性を表現している。