【作品解説】ルネ・マグリット「自由の扉で」

自由の扉で / On the Threshold of Liberty

さまざまなモチーフのパネルと一台の大砲


ルネ・マグリット「自由の扉で」(1929年)
ルネ・マグリット「自由の扉で」(1929年)

概要


作者 ルネ・マグリット
制作年 1929年
メディウム 油彩、キャンバス
サイズ 238.8 cm × 185.4 cm 
コレクション ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館

《自由の扉で》は、1929年と1937年にルネ・マグリットによって制作された油彩作品。異なる主題やパターンが描かれたパネルが壁にはめられた部屋の絵。

 

各パネルには、空、炎、木目、森、建物、装飾パターン、女性の胴体、鈴などが描かれており、これらはマグリットが作品中で頻繁に用いるモチーフである。そして部屋の中には一台の大砲が置かれている。

 

オリジナルの作品は、1929年に完成し、現在はロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館に所蔵されている。セカンドバージョンが1937年に制作された本作であり、コレクターでマグリットのパトロンだったエドワード・ジェームズが購入して、現在はシカゴ美術館に所蔵されている。

「自由の扉で」(1946年)
「自由の扉で」(1946年)

■参考文献

https://en.wikipedia.org/wiki/On_the_Threshold_of_Liberty、2020年5月27日アクセス