【作品解説】フィンセント・ファン・ゴッホ「ジャガイモを食べる人々」

ジャガイモを食べる人々 / The Potato Eaters

貧しい人々を描いたゴッホ初期作品の自信作


概要


「ジャガイモを食べる人々」は1885年にフィンセント・ファン・ゴッホが制作した油彩作品。82cm × 114cm。アムステルダムにあるファン・ゴッホ美術館が所蔵している。

 

1885年の3月から4月上旬にかけて、ゴッホは「ジャガイモを食べる人々」の習作スケッチをしており、それをパリにいる弟テオに送っているが、テオはこの作品に関してあまり関心を持たなかったとされ、また画面全体が暗すぎると批判も浴びた。

 

テオの反応をよそに、当時のゴッホとしては自身が本当に表現したかった農民の姿を描いたベスト作だったと述べている。また、かなり難易度の高い構図を描き上げて、自身が優れた画家への道を歩んでいることを証明したかったという。

 

ゴッホは貧しい農民の厳しい現実を描写しなければないと考えており、意図的に卑俗で醜いモデルを選んだが、完成した作品は自然であり汚れのない美しい作品であると思っていた。