【作品解説】サルバドール・ダリ「かたつむりと天使」

かたつむりと天使

Snail and the Angel

自転車に張り付いたかたつむり


概要


作者 サルバドール・ダリ
制作年 1977-1984年
メディウム 彫刻、ブロンズ
高さ 44cm
コレクション 諸橋近代美術館、他

《かたつむりと天使》は1977-1984年、ダリの晩年期に制作された彫刻作品。

 

ダリはスピリチュアル的な師匠であったジクムント・フロイトを訪ねる。その際、フロイトの家の外で自転車に張り付いたカタツムリを見てインスピレーションを受けて制作したのが本作である。

 

カタツムリの渦巻状の模様は人間の頭部を表しており、特にフロイトの頭部と関連付けているという。また渦巻きを「時間の経過」として表現している。カタツムリの背中の上に乗る天使は、自転車に張り付いていたカタツムリと関連付けており、「無限の時間」を自由に移動する存在であるという。

 

また、ダリはカタツムリの硬い甲羅とヌメヌメと柔らかい身体という両極端の身体構造にも愛着を感じていた。