レオノール・フィニ

レオノール・フィニ / Leonor Fini 

幻想的ポートレイト


概要


レオノール・フィニ(1907年ー1996年)はアルゼンチンの画家、デザイナー、イラストレーター、作家。ポートレイト中心だが、身体の半分が獣になっていたり、幻想的でエロティックな雰囲気で描かれる。シュルレアリスムの展覧会に参加はしているもののブルトンとの対立しグループに入ることはなかった


フィニは、アルゼンチンのブエノスアイレスにてスペイン、イタリア、アルゼンチン系の両親の間に生まれた。2歳のときからイタリアのトリエステに移動して、そこで育てられる。


ヨーロッパの美術館を訪ね、ルネサンスやマニエリスムの絵画を研究したり、叔父の大きな図書館で、ラファエル前派やオーブリー・ビアズリー、グスタフ・クリムト、フランダースのロマン派の画家たちを発見する。


17歳のとき、トリエステのグループ展で、初めて作品を展示、依頼された肖像画を描くため、ミラノに招かれる。17歳のときにミランに移動し、1931年から1932年に一時的にパリにも滞在した。そこでフィニは、カッラ、トシなどの画家たちと交流を深めるようになる。マンディアルグやカルティエ=カルッソンらと車でヨーロッパ中を旅行したり、カルッソンにスイミングプールでヌード写真の撮影を行った。


1936年、パリに行き、エリュアール、エルンスト、マグリット、ブラウナーたちと交わり、シュルレアリストたちのグループに接近するようになる。グループのメンバーには入らなかったもののシュルレアリスムの展覧会に参加。1936年のロンドンの展覧会で初めてその作品をシュルレアリストたちとともに展示した。続く2年間に彼女はエルンスト、ニッシュ、ポール・エリュアール、ブラうネル、ダリやその他のメンバーたちと個人的に親しくなった。1939年、ニューヨークのジュリアン・レヴィ画廊において最初の個展を開催する。


第二次世界大戦が勃発すると、モンテカルロやローマで過ごし、1946年に、パリに戻る。


画家、舞台美術家、イラストレーターとして、活発な活動を展開。クノッケル・ツォート、カシノ・コミュナーレ、日本、モンタバン、アングル美術館、フェラーラ、パラツィオ・ディ・ディアマンティにて回顧展。